当社は第1志望ですか?
先日、日経新聞電子版の記事で、
面接官に「当社は第1志望ですか?」と聞かれたら、どう答えればよいか?
という記事を読みました。
記事では、就活生の4割が「第一志望です」と答えているそうです。
私の会社も、最終面接で聞いていますが、ほぼ全員が
「内定をいただければ必ず入社します」
「もちろん第一志望です」
「入社する"つもり"です」
「もう1社受けていますが、御社の方が志望度が高いです」
のいずれかになります。
記事では、
「当社の志望度はゼロから100までで示すとどれくらいですか」
と面接官に聞かれ、受験者が
「第1志望群だが70くらいだったものの、面接では80ですと答えた」
「100は大げさなので、疑われずに志望度が高いと思われそうなのが80だった」
と答えて内定を得たというエピソードが書かれていました。
ゼロから100とは斬新な質問だなーと思いつつ、こういった駆け引き(騙し合い?)を見ると、あるあるすぎて笑顔になってしまいます。
ちなみに、うちの場合は、控え室や部屋の移動時に雑談しながら探ることがあります……。
《「御社に入ります」一択》
人事としては正直に言ってくれるなら楽ですし助かりますが、就活的に正解といえば絶対に
「御社に入ります」
と答えるのみです。
内定を伝えた瞬間に、
「来週まで待ってください。もう1社選考中でして」
などといってくるのは想定内。本心はムッとしますが、選ぶのはお互いさまです。
最終確定したのちに、丁寧に電話で謝ればいいのです。
他の人事担当者がどう思うかわかりませんが、私は入社しないと決まったら、その人に恨み言や嫌味を言っても1円の得にもならないので、関心は別に移っています。
こういう駆け引きは、社会に出ると結構あります。例えば、イベントを主催することになって複数のホールを予約することがあります。相見積もりを取って、最適のホールに決まって…やれやれと思ったところで、上長から
「予定が変わって客数が半分になったから、今の候補を断って、断ったあそこともう一度交渉してくれ」
なんて無茶振りがきます。
そんな時の交渉は気が重いものですが、嘘や言い訳をせずに誠実に詫びてまとめられる人こそ、仕事ができる人と言われます。
適当に誤魔化したりした時に限って、数カ月後に再び交渉しなくてはいけなくなるのも、あるあるです!
内定辞退の連絡も、就職後の練習と思って。
断った会社の人事から激励されたら「社会人初級合格」と自信を持ってください。