現役人事部長の「採用研究室」

人事部長の「採用研究室」

採用面接に社員研修、査定評価まで…人事部という職場で日々思うことを書きます。企業の人事担当者、学校の就職支援課、就活する学生さんの参考になれば幸いです

面接の話が長くなりがち問題

明けましておめでとうございます。

昨日、去年の新卒採用面接で使用した「評価表」を久しぶりに見てみました。

 

自分が記入した評価欄を見ると、

「話が長い」

「理屈っぽそう」

「明るそう。笑顔の感じがいい」

「地頭よさそう」

なんてものが多かったです。

 

振り返ると、失礼ながらほとんど話の内容は覚えていません。1日で20人近くから連続して話を聞いているのですから、それはしょうがないです。

ただ、備考欄に

・部活の同期と殴り合いの喧嘩

・大学受験の負けず嫌いエピソード

・居酒屋の頑固店長を最後に泣かせた

のような記述も残っています。

これを見ると、その受験生の印象が今でも思い出せます。

 

これは私だけかもしれず、他の面接官にはそれぞれの価値観があることが前提ですが、

・アツい(=物事にさめていない)人

・適度に緊張している(=真剣に臨んでいる)人

・面接で話せることが楽しそうな(=面接で品定めされているとは考えない)人

は、いい印象が残ります。

 

あなたのまわりで、なんか感じのいい人っていませんか?

・相手の話を聞く時の目線、うなずきの頻度

・声の大きさ、話すスピード

ナチュラルな笑顔

・ちょうどいい謙遜や、褒められたときのリアクション

まわりにいいお手本がいたらラッキーです。

その言動がなぜ感じがいいのか、自分なりに言葉で表してみて、真似してみてください。

(なんとなく、でなく必ず理由をアウトプットする努力することがキモですよ!)

 

就職した後も、財産になります。