テレワーク6ヶ月
新型コロナによって、準備期間など吹っ飛ばしていきなり始まった在宅勤務。
早いもので、3月から取り入れるようになり6ヶ月が過ぎました。
私の会社では、4月には全社員の60%超が在宅勤務をしていましたが、9月は20%くらい。
同業他社に聞いてみると、小さめの会社はまだ50%をキープしている会社もありましたが、多くは在宅勤務率30%前後とのこと。
営業部門が、3班制で在宅勤務をローテーションしていますが、管理部門はほぼ全員出社しています。
50歳以上の役員や部長クラスが、「出社して仕事が当然」という雰囲気なのが、最大の理由と思われます。
個人的には、もう少し在宅勤務率が上がってもいいんじゃないかと思う反面、確かに会社で仕事をするメリットは大きいと感じています。
例えば、
何も考えずに自席に座っていたり、会議に出ているだけでも、上司や先輩の会話や指導する声、電話でお客とやり取りする様子が耳に入ってきています。
部長は「この会社が目指すのはこれこれで、だからこういうやり方で営業しているんだ」
なんて細かい指導をしなくても、若い社員たちは見よう見真似で仕事をしているうちに、仕事のコツや自分の会社のポリシーを学んでいきます。
阿吽の呼吸で部下に仕事を教えている(私が勤めているような!)日本的な会社は、在宅勤務が続くと、気がつかないうちに土台が弱くなってしまうのではないか心配です。
言葉を尽くして指導することが苦手なサラリーマン管理職(と経営者)の、オフィスで『黙って背中を見せる』指導が封じられてしまいます。
だから、折衷案として「在宅勤務は週○日まで」というルールを取り入れる会社が多いのでしょう……。
これも、在宅勤務のメリットを殺しているとは感じますが、世界的IT企業が発表するようなワークルールを真似しても意味がないので、少しづつ変えていくつもりです。