現役人事部長の「採用研究室」

人事部長の「採用研究室」

採用面接に社員研修、査定評価まで…人事部という職場で日々思うことを書きます。企業の人事担当者、学校の就職支援課、就活する学生さんの参考になれば幸いです

今さらながら初めて在宅勤務

先週、1日だけ私自身初めての在宅勤務をおこないました。

何を今さら? という感じですが、人事部は在宅勤務をしている社員のサポートが多いので、なかなか取りにくいのです。

(勤怠打刻を代行したり、保育園に提出する書類を作って送ってあげたり、モバイルPCの調子が悪いという電話問い合わせを受けたり…)

 

さらに、人事部が扱う資料は個人情報ばかりなので、部員も

「社外に資料を持ち出して仕事したくない」

という意見が多く、コロナ禍の中でも、出社するか、有給休暇を取るかでした。

 

しかし、私の会社でも

「出社率50%以下を目指してください」

と呼びかけている人事部がいつまでも業務を理由に出社率100%じゃ説得力がないだろー

ということで、部のメンバーで話し合って、先週から一人づつ、1日在宅勤務をすることになりました。

 

《事前にやることを決められれば在宅勤務は快適》

正直言って、私も在宅勤務は乗り気ではありませんでした。自宅が狭い上に2歳の子供がいて、絶対に集中できないだろう! と。

ですが、結論から言うと

「在宅勤務、クリエイティブモードになれていい!」

でした。

前日から在宅勤務で何やろうかと周到に準備し、前から視聴したかったオンラインセミナーを予約。

さらに、うっすら考えていた人事評価制度の企画書作成と、管理職向けセミナーの情報収集をすると決めました。

普段、このブラグを書くときもそうですが、ついついネットで余計な検索を始めてしまう性格なので不安だったのですが、事前にやることを計画していたことが成功。

在宅勤務勤務中は、電話やネットでの問い合わせも、出社勤務中のメンバーが処理してくれたので、企画書作りに集中できるため、新たに始めたい企画が次々と思い浮かび、密度の濃い時間になりました。

子供も、セミナーをワイヤレスイヤフォンで聞いているときには絡みついてきましたが、その後妻が公園に連れて行ってくれたので、PC打ち込み中は問題なし(家族の配慮はありがたいです)。

おかげで、いつかまとめたいと思っていた企画書があっけなく完成しました。オフィスでは後回しになり続けていたので、制約のある在宅勤務だからこそだと思います。

 

人事部のメンバーも、全員がまたやってみたいと言っているので、強制在宅勤務をしたことは効果があったようです。

ただ、メンバー共通の感想として、

・事前に、在宅勤務に向いている業務を準備することが必須

・せいぜい週に2日程度

かなと。

担当する業務によってさまざまでしょうが、管理部門で週の半分以上を在宅勤務するのは、かなり苦労するだろうなと思いました。

 

2月前半に、採用オンライン説明会や、主催する会議が重なっているので、2月中旬くらいにまた在宅勤務するつもりです。

自分の感想と重ねながら、各部署の社員たちに在宅勤務のヒアリングをやろうと思います。