現役人事部長の「採用研究室」

人事部長の「採用研究室」

採用面接に社員研修、査定評価まで…人事部という職場で日々思うことを書きます。企業の人事担当者、学校の就職支援課、就活する学生さんの参考になれば幸いです

入社2年目の鬼門

コロナ禍の中、新入社員のフォローアップは丁寧におこなってきたつもりでしたが、忙しさにかまけて、大事なことが漏れていました。

入社2年目のサポートです。

 

《小さな差が年々大きく広がる》

コロナに関係なく、2年目ともなるとそれぞれの部署内の評判も差が出てきます。

ただ、リモートワークが根付いてきたことで、若い社員への指導が最低限になり、特に入社2年目社員の仕事のやり方が「自己流」になってしまいました。

社内の事務スタッフから、

「〇〇くん、あの電話の対応はないよ」

「〇〇さん、2年目になっても言われた事しかやらないよ」

という意見が人事部に聞こえてきます。

一方で、希望しない部署に配属されたにもかかわらず、自分が担当する仕事の本質的な意味を理解して、動いている2年目社員もいます。

もちろんそういう人は部内の評判もよく、早くも新入社員の面倒までみています。

この差はまだ小さいですが、仕事の本質を理解しているかいないかの違いは土台であり、差はどんどん広がります。

7年目あたりで最初の昇進があるのですが、ここではっきり目に見えることになります。

 

2年目社員については、個々の性格にあわせたアドバイス(もしくははっきりと注意)をするつもりですが、ときにはお酒が入ったほうが受け入れてもらいやすいケースもあるので、難しいところです……。